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便利になったのか不便になったのかわからない世の中〜その二

前回に引き続き、ネットがもたらす便利なようで不便な一面を考察してみたい。


10代や20代の若年層は、近年LINE離れしている。

SNSTwitterやインスタを主に利用しているらしい。

理由はLINEがメールの代替として進化してきたため、メッセージが大量に届いて既読無視、既読スルーと言った負のイメージもつきやすいことから、返信やりとりに時間を費やしてなかなか会話が終わらず面倒なのだという。

確かにそう言われればそうかもしれない。

Twitterはつぶやきに誰かが反応したとしても、コメントを返すかどうかは自由である。

個別にやり取りしたい時だけDMを使うが、Twitterを使っているとほぼDMの機能は使わない。

ふっと頭によぎった思いを呟いたりするのに適度な軽さがあり、機動的、俊敏なイメージがある。

自分が言いたいことを不特定多数に表明、共有はするが、特に返事は求めない。


とはいえ、仕事にはグループライン機能がとても役に立つ。

確かにメール的に使っている人に対しては、なかなか会話が終わらない場合もあり、つながっている人脈が広ければ広いほど煩雑でタイムロスを生みやすいであろうことは想像にかたくない。


便利だけど不便。

早く処理できるようになったらなったでまた次にその余暇を埋める何かが登場して、気づけば全く暇にならないなんてこともある。

便利だけど不便な無限ループのような世の中だとつくづく思う。