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その投資はデットなのかエクイティなのか①

皆さんは投資というと何を思い浮かべるでしょうか?
世の中には多くの金融商品があります。
債券、株、投資信託、不動産、商品先物等。

投資にはリスクがつきもの
投資は自己責任
ハイリスクハイリターン
まず一歩を踏み出すのに、二の足を踏んでしまいそうです。

まず投資には2種類あります。
『デット』と『エクイティ』です。
投資を受ける会社側から見ると、debtは負債であり、equityは株主資本です。
預金、債券はデットにあたります。
元本保証があり、投資される側には返済義務があります。
投資商品としては、元本保証があるのでローリスクローリターンであるといえます。

債券でも国債のような、国が発行母体となる債券では、比較的安全性が高いといわれています。
しかし、発行母体である国が、経済的に貧しく、財政赤字が慢性化していたり、インフレ率が高かったり、

発展途上国であったりする場合は、注意が必要です。
その分、金利が高く設定されていますが、デフォルトの危険性が高くなります。
このような場合は、通貨価値の下落が起き、為替差損が生じて金利以上に元本が目減りするリスクがあります。

社債も考え方は同じで格付けが高く倒産リスクが低い企業の債券は金利が低く、ローリスクローリターンです。
反対に格付けが低い社債は利率が高く設定されています。
倒産リスクを織り込んでハイリスクハイリターンということです。

安定的なものはローリスクローリターン、不安定なものほどハイリスクハイリターンというのは、

経済の原理にかなっているのです。

次回はエクイティについて簡単に解説します。
                                           (次回に続く)